EC2のWindowsインスタンスにRDPで接続する
RDP
RDP(Remote Desktop Protocol)は、リモートデスクトップ接続のためのプロトコルです。これにより、クライアントがリモートコンピュータのデスクトップ環境に接続し、操作することができます。RDPは、Windows OSを実行しているマシンに対してアクセスするために使用されることが多いです。
EC2の準備
以下のEC2を用意しました。
- AMIはWindows Server 2019 Base
- EC2インスタンスのセキュリティグループのインバウンドの3389/TCPポート(RDP)は解放済み
RDPで開放するポートは0.0.0.0/0等の広いアドレスではなく、必要最低限に絞るようにするのが良いです。 今回は弊社オフィスのIPアドレスのみを許可しています。
RDPでの接続手順
接続情報の入手
今回はマネージメントコンソールでWindowsサーバーの接続情報を入手します。 まずはじめに、マネージメントコンソール上部の検索バーでEC2を検索します。
次に、EC2のページの左側のペインより「インスタンス」をクリックします。
- ①接続したいEC2インスタンスのチェックボックスにチェックを入れます。
- ②チェックを入れたあとに接続ボタンをクリックします。
ここから接続情報を取得していきます。
- ①画面上部のタブよりRDPをクリック
- ②「リモートデスクトップファイルのダウンロード」をクリックし接続情報のファイルをダウンロード
- ③「パスワードを取得」をクリックする
「パスワードを取得」をクリックすると以下のような画面に遷移します。
- ①EC2インスタンスを作成する際に設定したキーペアをアップロードします。(
.pem
ファイル) - ②「パスワードを復号」ボタンをクリック
「パスワードを復号」ボタンをクリックすると先程の画面に戻ってきます。ここで、復号化された平文のパスワードが表示されます。
Microsft Remote Desktopでの接続
今回はMicrosft Remote Desktopを使用します。
先程ダウンロードしたRDPの接続情報が記載されたファイルをインポートします。
インポートが完了すると次のようにリモートPCが追加されます。 接続したいPCをクリックします。
パスワード認証情報の入力を求められるので先程取得したパスワードを入力します。
これで接続できるはずです。
おわりに
今回はEC2へRDPで接続する方法を整理しました。 キーペアは初期の管理者パスワードの平文化に必要なので大切に保管しましょう。